映画「魔法使いの弟子」シーン3の編集〜父と娘10年ぶりの再会〜

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監督の大塚です。
昨日までに、あらかたの素材の整理が終わり、やっと本編の編集に着手することができました。
いろいろ悩んだのですが、物語の冒頭部分、シーン3から編集を行うこととしました。
このシーンは、肖像画家の礼央と、その娘で駆け出しの漫画家の重子が、
10年ぶりに実家の居間で食事を共にする、という場面。

二人の間にはぎこちない空気が漂い、なかなか会話が始まりません。
重子が切り出す形でなんとか会話が始まるのですが、
いきなり怒鳴りあいの喧嘩に発展してしまいます。

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早速絵をつなぎ、別撮りした音声を一つ一つ唇の動きに合わせて貼り付けていく作業。
タイミングを少しずつずらして間を探ったり、ノイズを取り除いて、隙間にホワイトノイズを挟んだり。
ああでもないこうでもないと流してはつなぎ、流しては繋ぎして、やっと1編が完了しました。
わずか1分のシーンですが、まだ作業を始めて慣れないためか、
少々時間を食いました。

このシーン、ヒロイン役の植村さんが特にこだわり、撮り直しを希望されたのと、
もともと初回の撮影時に、ロケ現場となった吉+劇(ヨシタシゲキ)氏宅隣で、
新築工事が行われ、工事の音がひっきりなしに入るというハプニングもあったため、
改めて全カットを撮り直しました。

実は、2回目の撮影時にも工事が終わっていなかったのですが、
午前中、まだ工事が始まる前の時間に撮影を急いで始めました。
俳優陣と監督である自分の双方に気合が入っていたためか、2回目の撮影では、
1テイクでOKとなりました。

そんなことを思い出しつつ、1編を終えたシーンを通しで見てみたら、
なんとかストーリーは流れてくれました。ホッと一安心。

明日以降、いろいろと悩むこともあるでしょうが、
じっくり納得いくまで取り組んでいきたいと思います。